「伝説の大関」逝く。

天声人語】2005年06月01日(水曜日)付 より、

 「土俵の鬼」と言われた兄は「栃若」時代を築く。弟は「柏鵬」時代以降、小さな体で真っ向勝負を貫いた。そして子を「若貴」の両横綱に育てあげた。戦後の角界に長く大きな貢献をした「伝説の大関」貴ノ花・二子山親方が、惜しくも55歳の若さで逝った。

私自身は彼の現役世代ではないけれど、彼の引退を決定づけたのが千代の富士との一戦、そして千代の富士の引退を決定づけたのが貴乃花(当時:貴花田)というのが、やはり印象深いですね(まぁ、演出なのかもしれないけれど)。
その相撲にかける情熱と華々しい結果の一方で、家庭内のイザコザが報道されたり、自ら招いた結果と言われればそれまでだけど、なんだか気の毒な晩年という感じ。
とにもかくにも、合掌。