読書日記。

最近の買った本、読んだ本、読んでる本のまとめ。

相方さん購入の藤沢周平蝉しぐれ」を昨日読了。
藩の覇権を巡る策謀あり、斬り合いあり、悲劇あり、で全体的に暗く沈んだ内容の話なのだが、それでも主人公の全編を通じた爽やかさに救われる感があって、これがまた素晴らしい。と、いうのは相方さん共通の感想。
少し前にNHKでドラマ化していたようなのだが、見逃していた。再放送に期待。

マンガではワイド版「拳児」を古本屋で蒐集中。読んでいると『中国拳法は最強なのでは?』と、つい思ってしまう。単純だ。
現在、7巻まで読了。早く続きが読みたい。

最後はどうしても山田風太郎
先日購入した「戦中派不戦日記」を就寝前に少しづつ通読中。自分より年下の、リアルな山田風太郎に出会えた感じ。それでも青年山田誠也は、当時から既に「山田風太郎」であったことを痛感。
自分がこの先、もしモノ書きにでもなったとしても、どう頑張っても山田風太郎にはなれないだろう。いや、当たり前の話だが。
ミステリー傑作集「眼中の悪魔」は、先程ようやく読了。傑作集というだけあって、山田風太郎ミステリーの「キモ」の部分に当たる(と思われる)作品が、タチの悪い毒薬のように襲い掛かってくる。読了後、またもや彼の恐ろしさを思い知らせれた。

そんなわけで、本日は梅雨入りを言い訳に、一歩も外に出ていません。