なんか不思議な話。

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遠い国の不思議な力を持つという女王様のお話。

雨を降らせる力があると信じられている南アフリカの女王、モジャジ6世が、病院で息をひきとったことが月曜日に発表された。享年27歳。戴冠からわずか2年だった。

雨の女王の家系は少なくとも200年は遡ることができる。リンポポ州のバロベデュ族を統治する南アフリカ唯一の女性王朝で、最年少で女王の座についたのが故マコボ・モジャジだった。

国主がこんな不思議な力を持つことが伝統的に信じられている国もあるんですね。まぁ、日本の天皇も、ちょっと前までは神様であったわけですが。

生前の女王は人気テレビドラマのファンで、携帯電話でおしゃべりをしながら街を歩き回っていた。評論家たちは彼女が伝統と現代性との架け橋となっていると評していた。

マコボ・モジャジは公式な学校教育を受けた史上初の雨の女王でもあった。彼女は高校を卒業している。

マコボ・モジャジは2003年に彼女の祖母モコペ・モジャジ5世のあとを継ぎ、軽い小雨のなかで戴冠式が行われた。年配の臣民たちの一部は、雨が降ったのは彼女が力を持っていることの証明だとみなしていた。バロベデュ族の伝統にのっとって、彼女は未婚だった。

御悔みすべきニュースであるけれど、色々な空想を描き立てさせる、ちょっと素敵なニュースでもある。
彼女はきっと、先代達が待つ空へ帰ったのだろう。
記事を読んだ人々の心に少しの雨粒を残して。