リアル「玄鳥」は、より残酷だ。

の記事より抜粋。

藤沢周平の短編小説「玄鳥」の冒頭に、子育てが始まったばかりのツバメの巣を壊すよう、夫が妻に命じるシーンが出てくる。巣があるのは門の上だ。上役が門をくぐるときに、ツバメの糞で粗相があってはならないとの考えなんだけれど、同時に、人間的な冷酷さがはっきりとわかるエピソードなのだ。

〜中略〜

舞台は、箱根にある有名なホテル。客からの「糞が汚い」という苦情と、外壁に看板を取り付ける都合で、子育て中だったツバメの巣を片っ端から撤去して、抱卵中だった卵と、生きているヒナ40羽ほどを無惨にも裏山に捨ててしまったのだった。

玄鳥」はハッピーエンドではないのだけれど、登場人物がなんともリアルな描写な佳作と思う。
それにしてもこれは…。

記事内で紹介されているリンク先*1には、かなり辛い状況が。
大事なことってなんだろう?と深く考えさせられてしまった。

*1:[http://blogs.dion.ne.jp/tateishi/archives/3709161.html:title]