あんまりだ。

15日に『漫画家の横山光輝さんが死亡。ぼやで全身にやけど。*1』との記事。
「鉄人28号」「伊賀の影丸」「仮面の忍者赤影」「バビル2世」「魔法使いサリー」「ジャイアントロボ」「三国志」…ざっと、彼の代表作を挙げただけでも、この中で知らない作品が無いというヒトは自分の身の回りには、あんまりいないんじゃなかろうか?
彼の作品をひと通り知っているヒトなら、OVA版の「ジャイアントロボ」なんて見ればお馴染みの登場人物がゾクゾク出て来て楽しめることだろう。
また自分の中で重要な部分を占める人物がひとり亡くなったような気がする。

ひとつ気になるのは、この数日前の『未発表の横山漫画が入札に 落札額注目、本人「不愉快」*2』という記事。

ここで『横山さんが、別の未発表作と共に高校時代の友人に譲ったもので、一昨年にテレビ東京系の「開運! なんでも鑑定団」で2作合わせて1150万円と評価された。落札額が注目されるが、横山さんは「不愉快」と話している。 』とある。

数年前から歩行が不自由だったそうだが、その心中はいかなるものであったろうか。
心身ともに弱り切った状況で、こんな不幸を迎えたというのなら、あんまりにも過ぎる。
とにかく、一人の天才の死を痛まずにいられない。

*1:asahi.comより→ http://www.asahi.com/national/update/0416/001.html

*2:これまたasahi.comより→ http://www.asahi.com/national/update/0412/016.html